2015年7月20日月曜日

タイ、チェンマイでネットストアをオープンするということ。その1 Online store in Chiangmai ,part1


今からおよそ4ヶ月前、
sal laboratoriesのネットストアをオープンするというプロジェクトが本格的に始動しました。

タイ、チェンマイではまだまだ馴染みの薄い、ネットショップやEコマース。私を含め、チェンマイ在住の知人、友人とも、何らかのオンラインショップを利用したことがあるという人は、10人に1人いるか、いないか。
日本のそれとは違い、まだまだ普及率が低いなかで、自社のネットストアをオープンするということは決して容易ではありませんでした。

まずはじめに行ったことの一つとして、タイでも最大手のネットショップ「LAZADA」で一消費者として買い物をしてみました。このサイトはアジアのamazonと言われるだけあって、見やすく使いやすく、タイ語のみだけでなく英語もあり、日本人の私にとっても利用しやすいものでした。



私が心配していたのは、決済と配送の2点。
まず、決済に関しては、VISA,MASTERと主要クレジットカードが使用でき、セキュリティ的にも問題がなかったので心配の必要はありませんでした。

もう1点は、配送の問題。私が住んでいる地域がチェンマイでものどかな地域で、周りには、牛や豚、馬、朝は鳥の鳴き声で目が覚めるという場所で、目立った地図上の目印となるものも少なく、「届くのか?」という疑念は晴れませんでした。

実際に注文をして2日後、知らない番号から着信があり、
「今から商品をお届けにあがります」私の拙いタイ語で受け答えすると、無事注文した商品が届きました。
試しに液晶モニターを購入してみたのですが、もちろん商品の問題もなく、市街地の電化製品売り場で見るよりも、30%近く安く購入できました。もちろん、返品保証つき、送料無料で、玄関まで届けてくれます。

その後、使い勝手の良さと安さと便利さのため、何点かリピートしてネットショッピングを続けていますが、問題があったのは一回だけで、ご近所へ私の商品を配送してしまい、受け取りに迷惑がかかってしまった点以外、気に入って利用しています。


実際に私たちのネットストアをオープンするにあたって苦労した点の一つとして、決済方法の選択がありました。今の日本では「簡単!すぐにネットショップオープン」という広告も良く目にするのですが、タイ、チェンマイではそうはいきませんでした。まず、タイの企業が日本の決済代行会社の審査を通すことがそもそも難しく、タイの法人の私たちは、タイの決済代行会社と契約する必要がありました。条件面だけでなく、セキュリティ面で問題はないか、私たちが信頼できる会社は、唯一で、最良の「GMOペイメントゲートウェイ」しかありませんでした。

日本で同様の業務をしていた時は、必要書類を提出し、審査を待ち、と事務的な流れで行うことが多かったのですが、私たちは代表の大橋、花岡とともにバンコクの「GMOペイメントゲートウェイ」オフィスまで出向き、綿密に打ち合わせを行いました。
オンライン上のことだからこそ、実際に担当者に出会って信頼できるかどうか、確かめる必要がありました。


タイのクレジットカード普及率はおよそ8%、
日本とは比べ物にならないほどカード文化は普及していませんが、EC市場の成長率は毎年300%以上と言われています。

私たちのオンラインストアはまだオープンして日も浅く発展途上ですが、さらに使いやすく、見やすく、美しいサイトを目指し、日々試行錯誤しています。facebookなどからの多数のご要望にお応えして、近々、クレジットカード決済のほか、銀行振込みや、カウンターサービスの導入、日本語、英語に加え、タイ語バージョンの追加を予定しています。

https://www.facebook.com/sallaboratories

個人的にも、これからのタイEC市場は大変興味があり、大きな可能性を感じています。
私たちのネットストアが、常に進化し、お客様のご要望にお応えしつづけられるよう、これからもバージョンアップしていきたいと思っています。(Koichi Tanioka)