2013年5月31日金曜日

運転免許 driver's license

先日生まれて初めて車の運転をした。いまどき40代も半ばで運転免許も持っていないというのは些かどうかとも思うけれど、要はタイミングを逸したのである。10代後半の免許取得適齢期にそちら方面に全くと言ってよいほど興味が行かなかったのである。日本では身分証明書が必要な場面で健康保険証を出すのも慣れてしまった。「写真付きは(免許は)お持ちでないですか?」と言われれば加えて公共料金の領収書を添えるのにも慣れてしまった。
遊園地などでもゴーカートの類に乗ったことはない。レーシングゲームなどもかつてやったことはあるものの、ハンドル操作の感覚がわからず、ガードレールにゴリゴリ接触し続けての走行で車は大破。全く面白くない。

そんなぼくが運転免許の必要性を感じたのは、ここチェンマイに来てからのこと。この街では車が無くてはどこにもゆけません。当初は地図を見ながら「歩けばいいや。自転車でいいや」くらいに考えていたものの、その考えは全く通用しない。まず街が広い。チェンマイの中心部は景観を考えてか建物の高さ制限があり、単位面積あたりの集積度を上げることができない。なのでショッピングモールもオフィスも住宅地もどんどん郊外に拡張しており、旧市街はともかくとして、もはや人が歩いて移動できるスケールの街ではない。
そしてまず外を歩いている人などいない。昼ひなか40℃近い暑い屋外を歩く人がいない。みな日中は木陰でじっと動かず涼んでいるか、移動が必要ならば自家用車(こちらではピックアップがとても多い)かバイク、そしてソンテウ、トゥクトゥクといった乗り合い自動車を利用する。列車はあるが、あくまでそれは長距離路線で街中の移動手段ではない。地下鉄はない。雨季の洪水でトンネルがやられるからだ。
たまにヘルメット、サングラス、サイクルパンツのフル装備でスポーツバイクに乗っている人々も目にするが、そうした自転車は大抵ファラン(外国人)かスノッブなタイ人であって決して一般的ではない。

というわけで免許が必要なのである。こちらにもドライビング・スクールはあるにはあるが、どうしても通わなければならないものでもないらしい。適当な広い空き地で免許を持っている人に教わりながら自主的に練習し、いけると思ったら車通りの少ない道を選んで路上で運転し、度胸が付いたら試験場へ行って免許を取るのである。ちなみに試験は自分の車で受けるので、家から試験場までは自分で運転してゆかなくてはならない。「ん? それでは順番が…」と一瞬思うもここはマイペンライの国、タイである。法的規制は緩やかで免許や資格に関しても大抵おおらかだ。とはいえそれは存在しないわけでもない(必要な場合には厳然と顔を出します)。
実際道路にはナンバープレートの付いていない自動車をいくらでも目にする。高く積めるだけ積んだトラックの荷姿からは荷載重量制限の存在は感じない。ピックアップの荷台に大人15人は乗る。子供が平気でバイクを運転している。信号機は時たま壊れて消灯している。それでも道路はたいてい事故もなく流れている。これが所謂アジア的といわれるところ。
動画(http://www.youtube.com/watch?v=oetF3UTIwbc)はチェンマイではありませんが、アジアの国々では、信号等の規制が無くともこうして阿吽の呼吸でシステムが機能する例は多い。いい加減といわれながらも、自立的に機能し、それぞれが他者の存在を意識しながら自己目的はきちんと達成する。(Jiro Ohashi)

2013年5月27日月曜日

試作の日々 the day of make a prototype


先週、スタッフたちがバンコクのコンベンションセンターで開かれた石鹸のワークショップへ参加してきました。週末を利用した二泊三日のこのワークショップの参加メンバーは4名。皆にとってはバンコクは大都会です。ゆったりとしたチェンマイとはそのスピードも人の密度も、そして気温も違います。飛行機に乗るのだって一大事です。空港に着いたら地下鉄にも乗らなくてはなりません。チェンマイには地下鉄なんてありません。
各製造チームの代表として皆選ばれた人たちですが、それでも緊張していた様子。ジェネラルマネージャーのJackさんに当日の朝電話で様子を尋ねると「緊張しましたー。昨日はよく眠れませんでしたー。でもご飯はちゃんと食べました!」とのこと。
皆のんびりとしたチェンマイっ子ですが、それでも各チームのリーダー達です。たしかに地下鉄のホームでは右手と右足を同時に出し、ロボットのようにに緊張して歩いていたかもしれませんが、吸収するものはしっかり吸収して帰って来た様子。週明けにはさっそく石鹸の試作を始めています。

試作の段階は当然まだ製造ラインも確立していません。専用の道具も工具も金型も当然ありませんから、畢竟その作業は身の回りのボウルや泡立て器、計量カップや包丁やといった台所用品、ビーカーや温度計、秤といった理科の実験器具などが使われます。材料はオリーブオイルやココナッツオイルなどの他に、会社の敷地に生えているハーブ類、香り付けのエッセンシャルオイルなど、これまた身の回りの物たち。石鹸の型にはお菓子の容器やトイレットペーパーの芯! 牛乳パックなど、使えるものはなんでも使います。

その様子はメーカーの開発室というよりも、むしろキッチンで料理やお菓子を作っているようにしか見えません。とはいえそこはスタッフたちです。この石鹸づくりでは完全なプロフェッショナル。材料の正確な計量から撹拌の要領、温度調節と時間配分は完璧です。新しいレシピを試しつつも、ちょっとした気になる変化があれば見逃さずにレシピの微調整を行います。仕込みの翌日には早くも型出しを行いましたが、石鹸生地の空気に触れる面にもほとんど粉吹きは見られません。その見事な仕事ぶりも頼もしい限りのスタッフたちですが、試行錯誤はこれからが本番。
これから約4週間の間、鹸化が落ち着くまで乾燥室で保管されますが、その間に形やパッケージの加工、見せ方やしつらえ、製品として形に落とし込んでゆけるまで、考えうる全ての可能性を試します。その中から実際の私たちの製品としてリリースできるものが出来れば幸せですが、こればかりはわかりません。試作の日々は続きます。


2013年5月22日水曜日

チェンマイより from chiangmai


私たちの工房があるタイ北部の都市チェンマイは、別名「北の薔薇」とも呼ばれる美しい街です。首都バンコク(ちなみにここは「天使の都」とも称されます。タイの人々はとてもロマンティックで美しい形容をします)に次ぐタイ第二の都市などとも言われますが、人口の数から言えばまだまだ大きな都市はタイ国内にあります。規模からいえばむしろ、落ち着いた小さな地方都市といったほうがしっくりくるでしょう。しかし、かつてここにはランナー王朝の都が置かれ、その歴史と文化と格式から、タイを代表する都市として人々から敬意を払われているのかもしれません。

ここチェンマイには、数百年続く古い伝統的な寺院と、近代的な都市建築が同居しています。ギャラリーやカフェ、レストランなど、ファッショナブルで洗練されたお店の並ぶ通りもあれば、地元の市場や子供たちが裸足で走り回るような活気溢れる路地もあります。都市ならではのハイウェイや車で渋滞する幹線道路もあれば、牛がのんびり水浴びする農村風景もあちこちに見られます。こうした近代都市とふんだんな自然の景色が同居するのが、チェンマイの魅力のひとつかもしれません。
このコーナーでは、ここチェンマイでの私たちのものづくりの様子、日々思う事、スタッフの日常などをブログ形式でお届け出来ればと思います。(SAL Laboratories)

City ChiangMai in northern Thailand there is a workshop, We are a beautiful city also known as "The Rose of the North" alias.
ChiangMai is also referred to as the big city, such as in Thailand, second only to (which is also referred to as the "City of Angels". Then the adjective beautiful, romantic and very Thai people here the way) capital Bangkok. However, speaking from the number of population is located in Thailand is bigger city.
Rather, such a small provincial city as a “little Kyoto” in japan that calm will come nicely Speaking from scale.
However, capital of Lanna is placed here once, from the prestigious, culture and history, it may be that is respected by the people as the city on behalf of Thailand.

In ChiangMai, the old traditional temple followed by several hundred years, urban architecture has modern living together.
Some street, lined with shops and sophisticated galleries, cafes, and restaurants, fashionable, there are the local market and, also alley vibrant. Children are running around energetic there.
Some trunk road to congestion by car or highway in the city only, We can be found in many places also rural landscape of cattle leisurely bathing.
And nature views this modern city is to live, it might be one of the charms of ChiangMai.
In this corner, We think that if you can send it in blog of manufacturing our here in Chiang Mai, that every day we think, and day-to-day staff. (SAL Laboratories)