きっかけはこの小ずるい兄でしたが、その後は独自の道を歩み、洋楽においてはパンク/ニューウェイヴの、邦楽に於いてはテクノポップの洗礼を全身に受け、その後ノイズ、インダストリアル、現代音楽、電子音楽、民族音楽と貪りながら、立派なサブカルとなりました。
長じてからは印刷物に目覚め、外国の雑誌やパンフレットのインクの匂いを嗅ぎ、写真やグラフィックにときめき、レコードジャケットの収集に精を出しました。その後は成り行きで編集者となり、情報の囲い込みによってしか成立しえない世界を嫌い、インターネットの存在と考え方に共鳴し、フリーという概念に共感を覚えました。実際にグラフィックマガジンを作り、日本や海外の主要都市でフリーで配布したりもしました。ロックとフリーの極私的融合です。
海外で生活していると、SIMロックの解除された端末は本当にありがたいもの。とはいえここチェンマイではSIMフリーの、日本に戻ってはSoftbankのiPhone5をそれぞれ使っています。
先日、日本でもApple Store限定ながらiPhoneのSIMフリー版が発売されました。http://store.apple.com/jp/buy-iphone/iphone5s ロックよりフリー。我々には「L」も「R」も発音は一緒。(Jiro Ohashi)